第6回 小濱明人 尺八リサイタル《尺八の聖地》
11月 30日 /14:00 - 15:30
4000円
〈リサイタル開催にあたって〉 2023年、私は、邦楽ジャーナル誌で『尺八の聖地』を連載しました。尺八ゆかりの地を再訪し、 文献を紐解き、 また聖地の関係者にインタビューを行ううちに、古典曲への理解が深まっていきました。 特に聖地を守り続けている方々に お話を伺えることは、 無常の喜びでした。 連載を終えて、私はこの貴重な経験をぜひ尺八で、 コンサートで表現したいと思いました。 そこで思い浮かんだのが、尊敬する写真家 竹田武史さんでした。竹田さんの作品は、 聖地・ 辺境地での長期取材・撮影によって、その「場所」と「人」 を描き出すところに大きな魅力が あります。そこで今回、竹田さんに「尺八の聖地の」の写真を撮り下ろしていただくことにしました。 そして公演では、その写真を舞台に投影していただき、直接お話も伺います。 演奏曲は、京都明暗寺系統の「古伝巣籠」、博多一朝軒系統の「山越」、明暗真法流の「 三谷ノ曲」。 一節切曲の復曲。正倉院尺八(復元楽器)での唐楽。伊豆旭滝ゆかりの「瀧落」。 そして、最後に自作新曲を演奏します。 以上盛りだくさんの 内容ですが、「尺八の聖地」 を巡り経験したことを、音・写真・ 対談でお伝えできればと思います。
[タイトル] 第6回 小濱明人 尺八リサイタル『尺八の聖地』 [開催日] 2024年11月30日(土)開場13:30 開演14:00 [会 場] 東京都 杉並区 sonorium(ソノリウム) (東京都杉並区和泉3-53-16)永福町駅 徒歩9分 https://www.sonorium.jp/ [料 金] 前売4,000円/当日4,500円 [問合先] 小濱明人リサイタル事務局 オバマ(akihitoobama+info@gmail.com) [出演者] 小濱明人(尺八)/ゲスト=竹田武史(写真・対談) [曲目] 古典本曲 「古伝巣籠」 古典本曲 「山越」 古典本曲 「三谷ノ曲」(明暗真法流) 一節切曲 「さがりは~六の手」(復元楽器による) 古代尺八 「王昭君」(復元楽器による) 対 談 小濱明人×竹田武史 古典本曲 「瀧落」 新 作 「題未定」(小濱明人作曲)
小濱明人 (オバマ アキヒト) 尺八演奏家 琴古流尺八および古典本曲(横山勝也伝)を石川利光に、民謡尺八を米谷智に師事。 尺八の源流を探るため、 正倉院尺八を笹本武志に、明暗真法流と一節切を相良保之に師事。 NHK邦楽技能者育成会修了。 尺八新人王決定戦優勝。ACCの助成によりNYへ留学。2018年より 「小濱明人 尺八リサイタル」を連続開催。国立劇場主催「明日をになう新進の舞踊・邦楽鑑賞会」出演。 「尺八協奏曲アンサンブル版」(藤倉大作曲)を アンサンブル・ノマドと世界初演。 ワールド尺八フェスティバル(シドニー/ロンドン)、ラ・フォル・ジュルネ(東京/フランス)他、 多くの 国際音楽祭に招待参加。海外公演は37カ国に及ぶ。 本曲三部作「寂静光韻」「LOTUS POSITION with 山下洋輔」他、計10枚のアルバムを発表。 書籍伝統芸能の教科書」(共著)を刊行。23年に邦楽ジャーナル誌で「尺八の聖地」を連載。 また「LOTUS POSITION」「The Shakuhachi 5」「伊藤多喜雄 TAKiO BAND」他多くのグループに参加している。 学習院大学非常勤講師。虚無僧研究会、(一社) 日本尺八演奏家ネットワーク(JSPN)会員。 https://akihitoobama.com/
竹田武史(タケダ タケシ)写真家 1974年京都生まれ。東京在住。同志社大学神学部在学中に一年間休学し、 一眼レフカメラと共にオーストラリア大陸を放浪一周する。 帰国後は写真家・井上隆雄に師事。 国際学術研究プロジェクトの記録カメラマンとして5年間、 中国各地に取材を行う。 2001年にフリーランスの写真家として活動開始。雑誌、広告、 ブライダル等を中心に活動する一方で、 ライフワークとして中国、 アジアへの旅を続ける。 近年は自身のふるさとである京都をテーマに撮影し、 2025年春に新しい作品集の発表を予定している。 2010年コニカミノルタFOTO PREMIO大賞、 2014年京都府文化賞奨励賞を受賞。 日本写真家協会(JPS)正会員。 https://www. takedatakeshi.com/
[主 催] 小濱明人 [後 援] 邦楽ジャーナル/虚無僧研究会/伊豆市/(公財)日本伝統文化振興財団/邦楽の友 [助 成] 公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 [東京芸術文化創造発信助成]
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