中世の尺八「一節切」を吹いた雪舟に焦点を当てた公演です。 雪舟の描いた水墨の世界を尺八本曲、一節切曲(復曲)、自作曲そして、 中堀海都作曲の新作独奏曲で表現します。 【公演タイトル】 第7回 小濱明人 尺八リサイタル 「雪舟が聞こえる」 【開催日】 2025年11月1日(土)開場13:30 開演14:00 【会場】 東京都 杉並区 sonorium (東京都杉並区和泉3-53-16)永福町徒歩7分 【料金】 前売4,000円/当日4,500円 【問合先】 小濱明人リサイタル事務局 オバマ(akihitoobama+info@gmail.com) 【ご予約】 ご予約ページ 【出演者】 小濱明人(尺八、一節切尺八) 【曲目】 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 第一部〈雪舟・水墨の世界〉 1.「打波」(古典本曲) 2.「三谷」(古典本曲) 3.「水」(小濱明人作曲) 4.「山谷」(古典本曲) 第二部〈雪舟が愛した”一節切尺八”〉 1.「初手」(復曲) 2.「五之手」(復曲) 3.「岩松」(復曲) 4.「地主の桜」(復曲) 5.「紹窓手」(復曲) 6.「テンノネ」(小濱明人作曲) 第三部〈尺八で描く雪舟〉 委嘱新作「題未定」(中堀海都作曲) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【コメント】 日頃より、水墨と尺八が生み出す世界には、通じ合うものを感じていました。今回のリサイタルでは、 両者に共通する「白と黒の世界」や「余白の美」を、立体的に表現したいと考えております。 画聖・雪舟は、筆を執る前に少量の酒を嗜み、尺八を吹いたという記録が残されています。 雪舟にとって尺八は、心を高揚させるものだったのでしょうか。それとも、心を鎮めるものだったのでしょうか。 第一部では、雪舟の描いた水墨画を投影しながら尺八本曲を奏で、その世界へと皆さまを誘います。 第二部では、雪舟が生きた中世に用いられていた「一節切尺八」の音世界をお楽しみいただきます。 第三部では、新進気鋭の作曲家・中堀海都氏に委嘱した、雪舟をテーマとする新作を披露いたします。 映像作家・藤山誠氏が創り出す映像美にもぜひご注目ください。 雪舟と尺八が交差する三つの世界を、どうぞご堪能ください。(小濱明人) 【委嘱作曲家】中堀海都 Kaito Nakahori 1989年生まれ。ニューヨークと東京を拠点に活動しており、水戸国際音楽祭の総合ディレクターを務める。 2015年に国際連合本部にて個展演奏会を開き、《富士山の頂》などの作品を自ら指揮、発表する。以後、 2017年のゲーテ・インスティトゥート委嘱の《螢火》、2018年の京都芸術センター委嘱の《砂紋》、 2019年の日本・ハンガリー国交樹立150周年記念演奏会における東京文化会館委嘱の《二つの異なる絵》、 2020年の豊岡演劇祭委嘱のシアターオペラ《零》(脚本:平田オリザ)、2021年のロワイヨモン財団委嘱の 電子音楽オペラ《無数の井戸》(フランス国立音響音楽研究所制作協力)、2022年の武生国際音楽祭委嘱の 《深淵》(アルディッティ・カルテット献呈作品)といった代表作によって、国際的に高い評価を得ている。 2025年秋、豊岡演劇祭、瀬戸内国際芸術祭、水戸国際音楽祭の共同制作、巡回ツアーによってシアターオペラ 《その星には音がないー時計仕掛けの宇宙ー》が上演される。 https://www.kaitonakahori.com/ 【映像】
藤山誠 Makoto Fujiyama(デザイナー・映像作家) VJ(映像)、映像design、現代音響絵画演奏、バイオフィードバック整体の活動とともに自然と向き合い、 人間の在り方の本質を思考する #テントサウナパーティ(#ARE.sauna)主催するなど、多彩な活動を展開中。 【主催】 小濱明人 【後援】 邦楽ジャーナル/公益財団法人 日本伝統文化振興財団/邦楽の友 虚無僧研究会/一節切尺八〈大森宗勲 没400周年祭〉 【助成】 アーツカウンシル東京 [東京芸術文化創造発信助成 (単年助成)] 芸術創造活動