SCALE EXHIBITION -尺八音楽にみる音階の多様性-
大陸から伝わり日本において独特の進化を続け伝統音楽として認知されるに至った尺八は、
作曲家や企画者の手をお借りし演奏家たちの積極的な活動や努力により、
様々な音楽分野に取り上げられ活動範囲を広げることとなり現在に至ります。
(一社)JSPN第4回定期公演「SCALE EXHIBITION」では、
尺八音楽の中にあらわれる「音階」に着目し多種多様な作品を取り上げることにより、
音楽的に側面から尺八の有する多様性・親和性・対応力・表現力などを検証したいと考えています。
また各時代に革新的な作品や活動の軌跡が残された楽曲を取り上げ、
アンサンブルも含めた現代曲や新進の作曲家による新作曲もお聴き頂くことにより、
尺八と尺八音楽の未来を考える機会となることを期待しています。
【第一部】
「月の曲」(琴古流本曲)
尺八 芦垣皋盟
「渡津海鱗宮」(福田蘭童作曲/糀場富美子編曲)
尺八 川村葵山/野村峰山/吉越瑛山
「楓の花」(松坂検校作曲)
尺八 友常毘山
箏・唄 深海あいみ(本手)/石本かおり(替手)
「尺八四重奏曲第三番“衆籟”」(初代山本邦山作曲)
尺八 石垣征山/菅原久仁義/田辺頌山/米谷和修
【第二部】
「途(みち/仮題)」(向井航作曲)*委嘱初演
尺八 大河内淳矢/小濱明人/瀧北榮山/田野村聡/中島孔山/松本宏平
「尺八二本と十七絃による“水墨”」(唯是震一作曲)
尺八 岩田卓也/長谷川将山
十七絃 中島裕康
「竹聲松影」(藤原道山作曲)*委嘱初演
尺八 芦垣皋盟/阿部大輔/石川利光/石垣征山/大山貴善/小湊昭尚/
川村葵山/素川欣也/関一郎/竹井誠/武田旺山/田嶋謙一/
田辺洌山/友常毘山/長谷川将山/吉越瑛山
2023年12月13日(水)開場 18:30/開演 19:00
すみだトリフォニーホール 小ホール
(東京都墨田区錦糸1-2-3)
前売:5,000円(一般)/4,000円 (サポーター・学生)
当日:6,000円(一般)/5,000円 (サポーター・学生)
購入:JSPN(jspn.sec@gmail.com)
■出演■
一般社団法人日本尺八演奏家ネットワーク(JSPN)正会員
■賛助出演■
〈箏〉深海あいみ/石本かおり
〈十七絃〉中島裕康
■解説■
森重行敏(洗足学園現代邦楽研究所所長/JSPN特別会員)
■作曲■
向井航(作曲家)
藤原道山(JSPN正会員)
■舞台■
矢野守彦(おことの店矢野/賛助出演者担当)
■デザイン■
澤本捨史